公開日:2021.02.15最終更新日:2023.09.01
Web制作会社が教える!おすすめのプロジェクト管理ツール13選【最新版】
プロジェクト管理ツールとは?
プロジェクト管理ツールとは、Webサイト制作などのクリエイティブ職に限らず、プロジェクトの進行管理に特化したツールを指します。
受注金額や工数、スケジュール、必要なタスクなど、案件に関わる幅広い情報の一元管理を目的として使用されますが、近年はプロジェクト管理ツールにもさまざまな機能に特化したツールがリリースされているため、「工数管理はこのツール、進行管理はこのツール」というように各機能ごとにツールを使い分けるケースが多いようです。
また近年、テレワークなどリモートワークが普及したことにより、場合によってはプロジェクトメンバー同士での情報共有が困難になりつつあります。そういった場合にも、プロジェクト管理ツールを導入していれば、プロジェクトメンバーのタスク状況や進捗状況の把握にも一役買ってくれますね。
プロジェクト管理におけるよくある課題
プロジェクトにおける進捗状況が分からない
プロジェクトを円滑に進めるにあたり、カギとなるのは”ディレクター”です。
ディレクターは進捗状況をもとに各所に指示を出すわけですが、当然ディレクターがプロジェクトの進捗を正確に把握できていなければ、適切な指示を出すことは出来ません。適切な指示が出せなければ、、納期直前で納期ズレが発生してしまったり、納期ズレが発生したことにより、その後に控えていたプロジェクトの納品も連鎖的に遅れてしまいます。
そのためプロジェクト管理ツールにより、進行状況やタスクの見える化は正確な納品、延いては各月での売上にも影響するため、非常に重要です。
タスクが管理しきれていない
プロジェクト管理ツールを導入していない企業によくあるのが、1プロジェクトに対して、エクセルやワードなど複数のツールを活用するため、タスクが多方面に散らばり、どのタスクをいつまでにやらないといけないのか?の把握が煩雑になってしまうという点です。
「プロジェクト管理ツールを導入すれば、そのツールだけで補完できる」というものでもありませんが、ツールにプロジェクトに関する情報を集約することで、各所に散らばって分かりづらくなっていたタスクをより正確に把握することができるため、作業後に残タスクが出てきたりなどのケアレスミスを未然に防ぐことができます。
メンバーの状況が把握できない
プロジェクトの進行管理において、アサインメンバーにおけるタスク把握は非常に重要です。
これを怠ってしまうと、気付かぬ間にアサインがバッティングしていたり、直前になってからそのバッティングに気付き、最終的にどちらかを遅らせることになってしまったり、とプロジェクトの進行上、大きなロスとなってしまいます。
こういった課題に対しても、プロジェクト管理ツールを導入することで解消することができます。
プロジェクト管理ツールを選ぶ際のポイント
クラウド型かインストール型か?
プロジェクト管理ツールだけに限らず、ITツールには大きく分けてクラウド型とインストール型の2種類が存在します。
近年、クラウド型ツールが主流になりつつありますが、利便性を重視する場合にはクラウド型、セキュリティを重視する場合にはインストール型のご活用をおすすめします。
クラウド型とは?
クラウド型の場合、WEBサーバー上にデータを保存するため、テレワークなど遠隔地における利用や社内外メンバーへの情報共有も可能になります。
セキュリティレベルはある程度システムに依存しますが、利用ユーザーの環境(セキュリティソフトの有無など)によって変動しますので、テレワークなどで利用する場合には、あらかじめ利用メンバーのセキュリティ対策が必要でしょう。
インストール型とは?
インストール型とは、エクセルやワードのようにパソコンに直接インストールを行う形になります。
そのため、社内ネットワークやインストールデバイスによって利用が制限されてしまいますが、その分セキュリティレベルは比較的高い傾向にあります。
またテレワークなど遠隔地にて利用する場合にも、インストールしてしまえば問題なく使用可能ですが、サービスによってはインストール台数単位での請求となる場合もあります。そのため、インストール型導入の場合には、料金形式についても事前に確認しておくとよいでしょう。
必要な機能が搭載されているか?
プロジェクト管理ツールには、さまざまな機能が搭載されていますが、代表的な機能に「工数管理」や「カンバン」、「ガントチャート」、「マイルストーン」などが挙げられます。
当然、「ツールを用いて、どのようにプロジェクトを管理していきたいのか?」によって、必要な機能が大きく変わってきますので、あらかじめ「それぞれどのような機能なのか?」について抑えておきましょう。
工数管理とは?
工数管理とは、プロジェクトにおける”工数(作業に充てた時間)”を管理し、プロジェクトにおける赤字や採算割れを防ぐための機能です。
常にプロジェクトの残存利益を意識した進行が可能になるため、Webサイト制作やデザイン制作などクリエイティブ職におすすめの機能になります。
※画像は工数管理ツール『Pace』より抜粋
カンバンとは?
カンバンとは、タスクをかんばんに見立てて管理することで、タスクを視覚的に分かりやすくする機能になります。
この”タスクの見える化”により、「メンバーが今、どの課題に取り組んでいるのか?」や「どのタスクが残っているのか?」などの把握が可能ですが、スケジュール管理には不向きのため、スケジュール管理を伴わないタスク整理などにおすすめです。
※画像はタスク管理ツール『Trello』より抜粋
ガントチャートとは?
ガントチャートとは、プロジェクトにおける「段取り」を視覚化する機能です。
カンバンとは異なり、タスクの各課題に対する締め切りやプロジェクトにおけるスケジュール管理に最適なため、Webサイト制作など納期管理が重要な業種においておすすめの機能ですね。
※画像はプロジェクト管理ツール『Backlog』より抜粋
マイルストーンとは?
マイルストーンとは、プロジェクトにおけるチェックポイントを設定することで、進行におけるズレを未然に防ぐための機能になります。
Webサイト制作であれば、「1/28 デザイン案の提出」「2/15 コーディング完了」というように、あらかじめプロジェクトにおける重要な日付をマイルストーン化しておくことで、常にこれらを意識した進行管理が可能になります。
視覚的な分かりやすさと操作性
視覚的な分かりやすさの重要性
先にもお話しした通り、プロジェクト管理ツールにおける主な目的は、「納期通りにプロジェクトを進めるべく、タスクを正確に把握し、遅れなくプロジェクトを進めること」です。
そのため、プロジェクト管理ツールにおける肝は、プロジェクトを俯瞰してみた時の「視覚的な分かりやすさ」にあります。
もちろん、ツールの多機能さなども重要ですが、1つのツールで全てを補完しようと思うのではなく、「工数管理にはこのツール、進行管理にはこのツール」といった使い分けがおすすめです。
操作性の重要性
プロジェクト管理ツールを使用するのは進行管理を担当するディレクターだけではありません。
当然、そのプロジェクトにアサインされたすべてのメンバーが使用しますので、デザイナーやコーダーなど現場のメンバーでも気軽に触れるような高い操作性が求められます。
プロジェクト管理だけでなく、ITツール全般に言えることですが、必ずデモやトライアルで操作感をためしてから導入するようにしましょう。
【用途別】おすすめのプロジェクト管理ツール13選
工数管理に特化したプロジェクト管理ツール
日報を用いたプロジェクトの工数管理ツール『Pace』
Pace(ペース)は、WEB制作会社やデザイン会社などのクリエイティブ職に特化した日報を用いた工数管理ツールです。
制作会社などのクリエイティブ職によくありがちなのが、「いざ四半期決算をむかえたら営業利益予を大きく下回っていた」、「原因を特定しようにも、時間がかかった作業どころか、赤字案件が特定ができない」という点です。
制作会社は、お客様から常にクオリティが求められる業種ではありますが、お客様からご要望に全てお答えしていては、気付かぬ間に赤字案件となってしまいます。そのため、「お客様のご要望にどこまでお答えするか?」のレギュレーションにおける指標として、Paceを用いた案件別での工数管理は非常におすすめです。
Pace(ペース)の特長
Pace(ペース)の特長は、大きく分けて以下の3点になります。
- 受注金額、日報入力のみで各案件の残存利益が見える化!
- 案件別の残存利益だけでなく、”利益率の高い案件内容”などの特定も可能!
- 案件単価・受注件数が前後した際の利益シュミレーションも可能!
もちろん当社でもPaceによる工数管理を行っていますが、普段の日報入力をPaceに切り替えるだけで、各案件の残存利益だけでなく、採算を悪化させている作業の特定も可能なため、導入の手間も
また、Webサイト制作やECサイトなど、案件内容別の利益率や利益シュミレーション機能を活用することで、今後の経営戦略を見直す際の指針としても有効活用できるため、「リソースを増やさず、会社に残る利益を増やしたい!」という制作会社様におすすめのツールになります。
Pace(ペース)の料金
Pace(ペース)の利用料金は、以下の通りです。
・初期費用:無料
・月額費用:500円/1名あたり
※30日間の無料トライアルあり
『CrowdLog(クラウドログ)』
CrowdLog(クラウドログ)とは、プロジェクトにおける工数(損益状況)を見える化する工数管理型のプロジェクト管理ツールです。
CrowdLog(クラウドログ)の特長
CrowdLog(クラウドログ)の特長は、大きく分けて以下の3点になります。
- 工数管理と進行管理を備えたハイブリッドツール!
- カレンダー入力で案件の採算状況を算出!
- 英語・中国語(簡体字)の多言語化にも対応!
CrowdLog(クラウドログ)の大きな特徴は、工数管理だけでなく、ガントチャートによるプロジェクト管理機能を兼ねている点にあります。
先にご紹介した通り、近年プロジェクト管理ツールは工数管理に特化したツール、進行管理に特化したツール、タスク管理に特化したツールというように、一部領域に特化したものがほとんどですが、その中でもCrowdLog(クラウドログ)はプロジェクト管理ツールの中でも比較的珍しい”多機能さ”を売りにしたツールです。
また、先にご紹介した「Pace」では、日報をもとに採算状況を算出する仕様でしたが、CrowdLog(クラウドログ)ではカレンダーに1日のスケジュールを入力することで、採算の見える化を行う仕様となっております。
そのため、本ツールの導入を検討される場合には、既存の日報入力作業と本ツールでのカレンダー入力作業との兼ね合いや住み分けなどについて、事前に検討しておいた方がよさそうですね。
CrowdLog(クラウドログ)の利用料金
CrowdLog(クラウドログ)の利用料金は、以下の通りです。
・初期費用:要問い合わせ
・月額費用:要問い合わせ
進行管理に特化したプロジェクト管理ツール
Web制作会社などのクリエイティブ職において、非常に重要なのが「納期管理(ディレクション)」です。
納期が予定よりも押してしまうと、当然クレームにもつながりますし、アサインメンバーの予定も狂ってしまうため、他案件の納品にも影響してしまいます。そのため納期管理や課題管理の徹底を目指す場合には、進行管理に特化したツールによる”進捗管理(納期)の効率化”がおすすめです。
『Backlog』
Backlog(バックログ)とは、WEB制作・ソフトウェア開発における”進行管理”に特化したプロジェクト管理ツールになります。
本ツールは、当社でも現役で利用しているツールですが、利用ユーザーをWEB制作などのクリエイティブ職に絞りこんでいるため、”多機能ではあるものの、ムダのない使いやすさ”が実現されたプロジェクト管理において非常に優秀なツールだと思います。
Backlog(バックログ)の特長
Backlog(バックログ)の特長は、大きく分けて以下の3点になります。
- 案件の進行状況をガントチャートで視覚的に管理できる!
- 担当者ベースでの課題管理が可能!
- 各メンバーのタスクをガントチャート化することも可能!
Backlog(バックログ)では、案件ごとに課題を作成し、担当者を紐づけ、期限を設定するだけで、案件における全課題を自動的にガントチャート化することができます。また、担当者ベースでの課題管理、各メンバーのタスクのガントチャート化も可能なため、課題のバッティングを未然に防ぐことができます。
特に、納期管理が重要な制作会社に最適なプロジェクト管理ツールと言えるでしょう。
Backlog(バックログ)の利用料金
Backlog(バックログ)の利用料金は、以下の通りです。
・初期費用:無料
・月額費用:スタータープラン(2,400円/月)、スタンダードプラン(11,800円/月)、プレミアムプラン(19,800円/月)、プラチナプラン(50,000円/月)
※30日間の無料トライアルあり
『みんなでガント.com』
みんなでガント.comとは、会員登録不要で始められる国産のクラウド型プロジェクト管理ツールです。
先にご紹介したBacklogと比較して、機能面や柔軟性は劣りますが、「大枠のスケジュール調整のためにガントチャートを使いたい」というような場合にはおすすめです。
みんなでガント.comの特長
みんなでガント.comの特長は、大きく分けて以下の2点になります。
- 30分など時間単位でのガントチャート作成も可能!
- 閲覧用URLの発行により、第三者へのスケジュール共有が可能!
みんなでガント.comの大きな特徴としては、”時間単位のガントチャート管理が可能な点”にあります。
本来ガントチャートは納期とする日付に向けて、どのようなスケジュール感で課題を進めていくのか?を見える化したものです。そのため、ガントチャートの目盛りはたいてい1日単位となります。しかし本ツールの場合、その目盛りが30分など細かい時間単位で設定可能なため、使い方によっては各メンバーにおけるスケジュール管理ツールとしても活用可能だと思います。
また、制作会社などであれば、お客様から納品までのスケジュール感に関する質問を受ける場面も多くあると思いますが、本ツールであれば閲覧用URLを発行・共有することで、随時お客様にもガントチャートをお見せした上でスケジュール感をお伝えすることができます。
みんなでガント.comの利用料金
みんなでガント.comの利用料金は、以下の通りです。
・初期費用:無料
・月額費用:ライセンス購入型のため、期間・プランにより異なります。
※30日間の無料トライアルあり
『Brabio!(ブラビオ)』
Brabio!(ブラビオ)とは、5人まで無料で使えるクラウド型のプロジェクト管理ツールです。
直感的な操作で「サクサク」とガントチャートを作成できるため、初心者の方でも非常に使いやすいツールとなります。
Brabio!(ブラビオ)の特長
Brabio!(ブラビオ)の特長は、大きく分けて以下の3点になります。
- 4つのユーザーモードで社外との連携がスムーズに!
- プロジェクトをまたいだタスクの進捗状況もわかりやすく見える化!
- 1分程度の手続きで始められる!
Brabio!(ブラビオ)は、”多機能でありながらもシンプルで使いやすい”というのが大きな特徴のひとつです。そのため、初心者の方でも使いやすく、20万社以上の導入実績を誇っています。
Brabio!(ブラビオ)の操作性の高さは、社内のプロジェクト管理だけでなく、社外との情報連携にも一役買ってくれます。「管理者」、「スタッフ」、「パートナー」、「ゲスト」という4つのユーザーモードを振り分けるだけで、情報共有の範囲を設定できます。
加えて、プロジェクトをまたいだ進捗管理を見える化できるため、複数プロジェクトに参加しているメンバーのタスク管理も非常に簡単です。
メールアドレスの登録などの1分程度の手続きで全機能の無料体験が可能なため、一度試してみることをおすすめします。
Brabio!(ブラビオ)の利用料金
Brabio!(ブラビオ)の利用料金は、以下の通りです。
・初期費用:無料
・月額費用:300円/1名あたり
※5人まで無料
※30日間の無料トライアルあり
マネジメントに特化したプロジェクト管理ツール
『Wrike(ライク)』
Wrike(ライク)とは、世界中で2万社、国内でも1,000社の企業に活用されているグローバルなプロジェクト管理ツールになります。
先にご紹介した通り、一般的にプロジェクト管理ツールは特定業界・業種を想定した専門性の高い作りになっているケースがほとんどですが、Wrike(ライク)はデザイン会社やデジタルデザイン会社、マーケティング会社、コンサルティング会社など対象とする業界・業種も広く、プロジェクト管理ツールの中でも比較的汎用性の高いツールだと思われます。
また、一定の業界・業種に特化していないため、プロジェクト管理というよりかは比較的「マネジメントツール」という側面の方が強いツールと言えるでしょう。
Wrike(ライク)の特長
Wrike(ライク)の特長は、大きく分けて以下の3点になります。
- 主要ITツールと連携も可能!
- 業務内容に合わせてカスタマイズが可能!
- モバイルアプリでも運用可能!
先にお話しした通り、Wrike(ライク)は対象業界・業種が広いことから、プロジェクト管理よりもやや社内マネジメント的な側面に強いツールになります。
ですがそういった側面を補うべく、デフォルトで用意されたテンプレートだけでなく、現場プロセスを踏まえたワークフロー、タスク依頼フォームなど、さまざまなカスタマイズ機能が用意されているため、高い汎用性と自社に合わせた使い込みが可能な高機能ツールといえるでしょう。
また、OutlookやGmail、Slack、Google Drive、Salesforceなど、400以上のサードパーティー製品との連携にもたけているため、既存の社内フローに組み込むことでさらなる効率化にも期待できそうですね。
Wrike(ライク)の利用料金
Wrike(ライク)の利用料金は、以下の通りです。
・初期費用:無料
・月額費用:プロフェッショナル 1名あたり$9.80/月、ビジネス 1名あたり$24.80/月
※30日間の無料トライアルあり
『Lychee(ライチ)』
Lychee(ライチ)とは、充実した機能であらゆる視点からプロジェクト管理をサポートしてくれる多機能型ツールです。クラウド版とインストール版の2タイプがございます。
シンプルなタスク管理から大規模なプロジェクト管理まで幅広く対応が可能なので、事業規模に関わらず導入していただけます。
Lychee(ライチ)の特長
Lychee(ライチ)の特長は、大きく分けて以下の3点になります。
- 充実した機能の利用が可能!
- 必要に応じたプラン選択で、最適な形での導入が実現!
- テレワーク⽀援により、10ユーザーまで無料
Lychee(ライチ)は、先にお話しした通り、充実した機能を利用できるのが大きな特長のひとつです。ガントチャートやカンバンを用いたプロジェクト管理機能に加えて、タイムマネジメントやリソースマネジメント、コスト管理機能まであらゆる機能が揃っています。
加えて、先にご紹介させていただいた複数サービスは、プラン設定やカスタマイズによって取捨選択が可能です。そのため、「会社に適したサービスのみ利用したい」という方にもおすすめです。
現在、テレワーク支援ということで10ユーザーまで無料のプランがございます。また、HP上にはデモサイトが用意されており、実際の使用感を気軽に確かめることも可能となっております。
Lychee(ライチ)の利用料金
Lychee(ライチ)の利用料金は、以下の通りです。
・初期費用:無料
・月額費用:スタンダード 800円/ユーザー、プレミアム 1,200円/ユーザー、エンタープライズ 要問い合わせ
※10ユーザーまで無料
※30日間の無料トライアルあり
タスク管理に特化したプロジェクト管理ツール
『Trello』
Trello(トレロ)は、先ほどご紹介したBacklogとは異なり、個人や小グループでの効率的なタスク管理に特化したITツールです。
Backlogよりも簡易的なタスク管理にはなりますが、担当者や期日などの最低限の設定については標準装備されておりますし、必要であれば「拡張機能」を追加することで、ガントチャート化させることも可能です!
Trello(トレロ)の特長
Trello(トレロ)の特長は、大きく分けて以下の2点になります。
- タスクのカンバン管理が可能!
- チームや部署ごとに分類が可能!
基本的にTrello(トレロ)では、「ボード(カンバン)」にタスクを書き込むことで、タスクの管理を行っていきます。机に付箋(タスク)を貼っていくようなイメージですね。
そしてこのボードを複数生成し、それぞれ「本日のタスク」「明日のタスク」「明後日のタスク」や、「アポ済み」「営業中」「連絡待ち」というような形で管理することで、純粋なタスク管理ツールとしてだけでなく、営業管理ツール(SFA)のような使いも可能です。もちろん、ボード間でのタスク移動も移動させたいタスクをドラッグandドロップするだけなので、誰でも簡単に使いこなせます!
タスク管理ツールの中でも、操作性が簡単なだけでなく、様々な使い方のできる拡張性の高いツールといえるでしょう。
Trello(トレロ)の料金
Trello(トレロ)の利用料金は、以下の通りです。
料金プラン(税込)
・初期費用:無料
・月額費用:ビジネスクラス($9.99/1名あたり)、エンタープライズ(ユーザー数により変動)
※一部機能が制限されたフリープランあり
『Asana(アサナ)』
Asana(アサナ)とは、世界190か国の何百万人ものユーザーが利用するグローバルなプロジェクト管理ツールです。
プロジェクトの全体像を確認できるのはもちろんのこと、ひとつひとつの小さなタスクの管理にも便利な機能が数多くあります。
Asana(アサナ)の特長
Asana(アサナ)の特長は、大きく分けて以下の3点になります。
- リストビューによる徹底したタスク管理!
- 進捗状況をリアルタイムで確認できる自動作成レポート機能!
- 100を超える外部機能との連携可能!
Asana(アサナ)は、「リストビュー」というタスク管理に非常に便利な機能が搭載されています。リストビューでは、優先度の高いタスク、タスクの期日が同時に見える化されます。それぞれが今行うべきタスクが明らかになり、作業漏れが起きづらくなります。
また、自動作成されるレポートでは、進捗状況がリアルタイムで確認できます。ここでは、個人単位のタスク管理のみでなく、チーム全体の進捗状況を共有する役割も果たしてくれます。これら機能によって、進捗確認などを目的とした会議時間の削減も見込めます!
さらに、100を超える外部機能との連携が可能なため、Asana(アサナ)を取り入れることで業務フローの効率化も見込めますね。
Asana(アサナ)の利用料金
Asana(アサナ)の利用料金は、以下の通りです。
・初期費用:無料
・月額費用:Basic (無料/1名あたり)、Premium (1200円/1名あたり)、Basic (2700円/1名あたり)、Enterprise (要お問い合わせ)
※30日の無料トライアルあり
Time Krei(タイムクレイ)
Time Krei(タイムクレイ)とは、日経BP社が主催するクラウドランキングで3年連続ベストサービス汎用情報系SaaS部門選出された実績を持つプロジェクト管理ツールです。
タスクに紐づいた実績管理で、経営層やディレクター陣が知りたい情報を見える化してくれます。
Time Krei(タイムクレイ)の特長
Time Krei(タイムクレイ)の特長は、大きく分けて以下の3点になります。
- プロジェクトやメンバーの工数・予定作業を瞬時に把握できる!
- 予定と実績との間に生まれているギャップの認識が可能!
- 社内の業務フローを電子化することも可能!
Time Krei(タイムクレイ)は、プロジェクトの工数、メンバーの予定作業がリアルタイムで見える化されるので、「プロジェクトの見通しを把握するのに苦労している」といった方のお悩みを解決してくれます!
また、Time Krei(タイムクレイ)では、予定していた作業に対する実績の登録が可能です。そのため、プロジェクトやタスクの見通しが把握できるだけでなく、立てていた予定に対しての進捗度の確認や工数超過の確認も可能となります。
オプション機能の追加によって、各種申請や経費精算を電子化してくれるワークフロー効率化サービスも利用できるため、「ひとつのツールで業務を一括管理したい」という方にもおすすめです。
Time Krei(タイムクレイ)の利用料金
Time Krei(タイムクレイ)の利用料金は、以下の通りです。
・初期費用:無料
・月額費用:クラウド 2,980円/1名あたり、シングルテナント 要お問い合わせ
※30日間の無料トライアルあり
『Jooto(ジョートー)』
Jooto(ジョートー)とは、株式会社PR TIMESが提供している、クラウド型のプロジェクト・タスク管理ツールです。
基本的には、ドラッグ&ドロップだけの直感的操作で使えるシンプルなデザインです。そのため、プロジェクト管理ツールの使用経験がない方にもおすすめできるツールです。
Jooto(ジョートー)の特長
Jooto(ジョートー)の特長は、大きく分けて以下の3点になります。
- 利用者の87%が業務の改善を実感!
※ 2019年1月15日~1月22日実施 Jooto利用者アンケート調査より。 - 複数プロジェクトの一括管理が可能!
- アプリの利用でスマートな働き方を実現!
Jooto(ジョートー)は、利用者からの高い満足度を得ているツールとなります。「複数プロジェクトの管理がうまくできない」、「メンバー間での認識のズレが生まれている」、「メンバーひとりひとりの進捗状況が把握しきれない」といったあらゆる悩みが解決となります。
1つの画面で、複数プロジェクトの管理が可能です。そのため、進捗管理が簡略化して、目の前のタスクに取り組みやすい環境が整います。ディレクター以外のメンバーも全体の進行状況を把握しながら、タスクに取り組むので、当事者意識をもって作業することにつながります。
無料のアプリをインストールすることで、スマホからタスク管理も可能な点は、進捗状況を確認したい方にとっては、魅力の一つですね。
Jooto(ジョートー)の利用料金
Jooto(ジョートー)の利用料金は、以下の通りです。
・初期費用:無料
・月額費用:スタンダードプラン 500円/1ライセンスあたり、エンタープライズプラン 980円/1ライセンスあたり
※4人まで無料
※30日間の無料トライアルあり
『Stock(ストック)』
Stock(ストック)とは、プロジェクトやタスクに関する情報管理をシンプルにしてくれるツールです。
「チャットに情報が入り乱れていて、情報を把握しきれない」、「ファイル管理が面倒だ」といった情報に関する悩みを解決したい方におすすめのプロジェクト管理ツールとなります。
Stock(ストック)の特長
Stock(ストック)の特長は、大きく分けて以下の2点になります。
- 情報共有のストレスから解放!
- 社外メンバーとの連携が無料!
Stock(ストック)は、先にもお話しさせていただいた通り、情報共有のストレスを感じさせないことに特化したツールとなります。スマホから撮影したをボタンひとつで共有できたり、送られてきたメールを自動で共有した利することも可能です。さらには、ビジネスチャットツールとの連携で、流れてしまいがちなメッセージをワンクリックでストックできたりと非常に便利な機能がそろっています。
また、社外メンバーであるクライアントや取引先の方との連携が無制限かつ無料で行えます。「プロジェクトの情報管理に関するストレスから解放されたい」という方におすすめのツールとなります。
Stock(ストック)の利用料金
Stock(ストック)の利用料金は、以下の通りです。
・初期費用:無料
・月額費用:フリープラン 無料、ビジネス5 1980円/1チームあたり、ビジネス10 3480円/1チームあたり、ビジネス20 6480円/1チームあたり、20人を超えるチームでの利用は要お問い合わせ
※30日間の無料トライアルあり
ソフトウェア開発に特化したプロジェクト管理ツール
『Jira Software(ジラ ソフトウェア)』
Jira Software(ジラ ソフトウェア)とは、システムやソフトウェア開発の現場において主流となっているアジャイル開発に適したプロジェクト管理ツールです。
計画→実行→ふりかえり→改善のサイクルを素早く行える機能がとり揃っているため、アジャイル開発をはじめようと考えている方には非常におすすめとなります。
Jira Software(ジラ ソフトウェア)の特長
Jira Software(ジラ ソフトウェア)の特長は、大きく分けて以下の3点になります。
- 最適な形での導入を実現する導入支援!
- ツールの有効活用をサポートする研修サービス!
Jira Software(ジラ ソフトウェア)は、導入前と導入後のサービスも充実しているのが、大きな特長の一つです。「たくさんのプロジェクト管理ツールがあって、どれを選べばいいかわからない」といった方は、一度ご相談してみることをおすすめします。経験豊富な技術者の方が、状況に合わせた導入を支援してくれます。
また、導入後に「使い方が間違っていないか心配だ」、「ツールがなかなか浸透しない」といったお悩みをお持ちの方でも、研修サービスを通じて利用価値を最大化させることも可能となります。
Jira Software(ジラ ソフトウェア)の利用料金
Jira Software(ジラ ソフトウェア)の利用料金は、以下の通りです。
・初期費用:無料
・月額費用:ユーザー数によって、異なります(HP要確認)
※30日間の無料トライアルあり
まとめ
いかがでしたでしょうか?
プロジェクト管理ツールと一言でいっても、工数管理に特化したものからソフトウェア開発に特化したものまで多種多様なツールがあります。
最適な形での導入を実現するためにも、「会社にとって必要な機能は何なのか」をしっかりと見極めたうえで判断してみてください!
業種・用途別 | ツール名 | 利用料金 |
工数管理に特化したプロジェクト管理ツール | 日報を用いた工数管理ツール『Pace(ペース)』 | ・初期費用:無料 ・月額費用:500円/1名あたり ※30日間の無料トライアルあり |
『CrowdLog(クラウドログ)』 | ・初期費用:無料 ・月額費用:ベーシック 30,000円/月、プレミアム 75,000円/月 ※30日間の無料トライアルあり |
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進行管理に特化したプロジェクト管理ツール | 『Backlog(バックログ)』 | ・初期費用:無料 ・月額費用:スタータープラン(2,400円/月)、スタンダードプラン(11,800円/月)、プレミアムプラン(19,800円/月)、プラチナプラン(50,000円/月) ※30日間の無料トライアルあり |
『みんなでガント.com』 | ・初期費用:無料 ・月額費用:ライセンス購入型のため、期間・プランにより異なります。 ※30日間の無料トライアルあり |
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『Brabio!(ブラビオ)』 | ・初期費用:無料 ・月額費用:300円/1名あたり ※30日間の無料トライアルあり |
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マネジメントに特化したプロジェクト管理ツール | 『Wrike(ライク)』 | ・初期費用:無料 ・月額費用:プロフェッショナル 1名あたり$9.80/月、ビジネス 1名あたり$24.80/月 ※30日間の無料トライアルあり |
『Lychee(ライチ)』 | ・初期費用:無料 ・月額費用:スタンダード 800円/ユーザー、プレミアム 1,200円/ユーザー、エンタープライズ 要問い合わせ ※30日間の無料トライアルあり |
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タスク管理に特化したプロジェクト管理ツール | 『Trello』 | ・初期費用:無料 ・月額費用:ビジネスクラス($9.99/1名あたり)、エンタープライズ(ユーザー数により変動) ※一部機能が制限された無料版アリ |
『Asana(アサナ)』 | ・初期費用:無料 ・月額費用:Basic (無料/1名あたり)、Premium (1200円/1名あたり)、Basic (2700円/1名あたり)、Enterprise (要お問い合わせ) ※30日間の無料トライアルあり |
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ソフトウェア開発に特化したプロジェクト管理ツール | 『Jira Software(ジラ ソフトウェア)』 | ・初期費用:無料 ・月額費用:ユーザー数によって、異なります(HP要確認) ※30日間の無料トライアルあり |